<ストーリー>
級友たちを襲う死者の群れ……ほくそ笑む僕。
「最悪の学校、どうしようもない社会。ゾンビが現れてぶっ壊してくれればいいのに」
現実を呪い、ゾンビ映画を観ることだけが生き甲斐のネクラ高校生・丈二。
しかし、臨海学校で訪れたとある島で、丈二たちは本物のゾンビパニックに
遭遇することになる。
ゾンビ映画マニアの知識とハッタリで、クラスメイトを救い皆から頼りにされることに
なった丈二はヒーロー気分に酔いしれるが、逃げ込んだショッピングモールで、
とんでもない光景に出くわす。
それは、ゾンビパニックに乗じて生徒たちを奴隷化し君臨した「女王」が支配する、
とんでもないコミュニティだった――。
『ほうかごのロケッティア School escape velocity』でロケットと青春を描いた
大樹連司が、今作ではゾンビとルサンチマン・ヒーローの組み合わせで
青春の暗部を抉り出す。
イラストは本作でライトノベル初挑戦となるsaitom。
関連ワード:
ガガガ文庫 /
大樹連司 /
saitom