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【小説】後宮の烏(2)

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発売日:2018/12/18 発売

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集英社
集英社オレンジ文庫
白川紺子
香魚子
ISBN:9784086802253

予約バーコード表示: 9784086802253

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商品詳細

<内容>
シリーズ累計15万部突破!
圧倒的中華幻想譚、衝撃のシリーズ第2巻!

後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をすることのない、「烏妃」(うひ)と呼ばれる特別な妃が住んでいる。
漆黒の殿舎のなかでひっそりと暮らし、外に出てくることはめったにない。
彼女は不思議な術を使い、憎い相手の呪殺から招魂、祈祷、失せ物さがしまで、なんでも引き受けてくれるともっぱらな噂だった。

後宮で生きながら、けして帝のお渡りのない妃。
そして、けして帝の前でひざまずくことのない妃。
――それが烏妃だった。
しかし、それが意味するところを知る者は、ほとんどいない。

当代の烏妃として生きる寿雪は、先代の言いつけに背き、侍女を傍に置いたことに深く戸惑っていた。
烏妃とは、なにも望まず、ひとを遠ざけ、ただひとりでいるものだからだ。

そんな彼女のもとに、今夜も「頼み事」のために訪ねてくる人がいる。
ある少年宦官は、自分と同じ年頃の宦官の幽鬼が現れるという。
入水して死んだ、かつて仕えていた妃の幽鬼を弔ってほしいと老宮女はいう。
古い布作面には男の幽鬼が取り憑いている、という気味の悪い話もある。

そしてある夜、後宮で起きた凄惨な事件は、寿雪が知る由もなかった驚愕の真実をもたらすことになる、がーー。
烏妃をしばる烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)とは何か?
烏漣娘娘がおそれる「梟」(ふくろう)とは一体誰なのか?

烏妃の孤独と運命を知ることとなった皇帝・高峻はーー。
関連ワード: 集英社オレンジ文庫 / 白川紺子 / 香魚子

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